TOURNAMENT
2022/07/29
FFL 企業対抗戦 優勝・準優勝チーム特別座談会【テーマ:企業×eスポーツの今後の可能性】
今回は、FENNEL 主催の企業対抗戦「FFL 企業対抗戦ver.Apex Legends」で優勝したアウトソーシングテクノロジー様と、準優勝のビーウィズ様にお集まりいただき開催した「特別座談会」の様子をお届けいたします。
・座談会にご参加いただいた皆様
アウトソーシングテクノロジー :高萩さん 寺嶋さん 久保田さん 松本さん 赤羽根さん
ビーウィズ:伊東さん 羽生さん まさのりCHさん ゆふなさん masaruさん
フェンネル:司会
司会)
先日は、企業対抗戦にご参加いただき、ありがとうございました。本日は、企業×eスポーツの今後の可能性について色々とお話できればと思います!
〜企業 e スポーツの効果と課題〜
高萩)
私たちは、エンジニアを中心に人材派遣を行っており、働き先が全国になるため社内コミュニケーションが取りづらい…という課題があります。そこでオンラインで社内コミュニケーションが取れる方法を探していて eスポーツと出会いました。そしたら意外とメンバーが強くて驚いたといった流れです(笑)
伊東)
なるほどですね(笑)
高萩)
活動をしていく中で、実は色んな企業様と繋がることもできると気づき、eスポーツを通じた社外とのコミュニケーションも増えています。今は結果が出ているので、活動を継続しやすい状況ではあるのですが、今後どうするべきなのかは気になっています。
伊東)
弊社も同じ課題意識は持っていますね。ストリーマーという形で活動・活躍してもらい PRにはなっていても、ビジネスとして数字が残るわけではないですからね。
高萩)
会社経営に利益提供できているという数字は見えづらいですよね。
伊東)
立上げ当初は、数字的な部分を追う視点でいましたが今は少し視点を変えています。社会人大会等で名前が上位にいる事での PR 効果や、障がい者の方の雇用など SDGsや CSR 活動へも繋がる事業活動という考え方をしています。
高萩)
違う視点にフォーカスしたんですね。
伊東)
活動する中で、中には本業に繋がるようなお話ができたり、今までではリーチできなかった先に繋がった事例もあります。楽しくゲームをするだけで、きっかけになれるのは良いですね。
高萩)
新しい形の企業交流ですよね。昭和はゴルフ・麻雀などで交流していたのが今はゲーム。
伊東)
コミュニケーションツールの「ディスコード」(今回 FFL でも使用)は、大会当日以降も使えるので、そのあと新たなやり取りが生まれたりしていますね。
寺嶋)
後日一緒にゲームをさせてもらったり、自社サーバーに招待してもらったりもしています。
〜企業 e スポーツ×採用活動〜
高萩)
ビーウィズさんは、まさのりCHさん達を始めSNS、YouTubeを活用されていますが、うちはまだTwitterも無くて色々と参考にさせていただきたいなと思っています。
伊東)
会社のSNSガイドラインを守りながらですが、自分たちで各チャンネルアカウントを立ち上げて、走り出したといった流れです。羽生なんかはそこから採用活動をして正社員採用に繋げたり。
羽生)
中途採用に困っていた時に、個人Twitterで試しに募集すると想像の何十倍も応募があって、費用はほぼ0で採用することができました。
高萩)
ものすごい費用対効果ですね。eスポーツ好きの方を対象にすると、目的も合致していますし、自走できる熱量を持った方が多いので、安心して採用できますよね。
伊東)
従業員の中には、まさのりCH達がいる事を分かっていない人も多いんですが、就活生の方達は高い確率で知ってくださっていますね。若い世代のeスポーツへの注目度の高さを感じます。
まさのりCH)
ぼく個人のDMにも来ますよ!ビーウィズで働きたいです、元々プレデターなんですけどって(笑)
伊東)
来年入社予定で、まさのりCHの配信でビーウィズの名前を耳にして受けましたって方がいます。新卒対象に講話をする機会もあるのですが、質問の時間を設けるとeスポーツの話題になることがよくあります。
〜SNS や動画配信の活用について〜
高萩)
社外への発信を積極的に始めたいと思ってもどうやっていくのが良いのかが、今の課題です。
伊東)
masaruは福岡の専門学校でストリーマーの特別講師をやっています。早くも2年目かな?
masaru)
配信の仕方など基本的なところから、コミュニケーションの取り方など教えています。
高萩)
是非教えていただきたいですね。以前試しに配信したところ視聴者がいなくて…
ゆふな)
僕は高校2年生ぐらいから配信を始めて、最初の4年間は多くても5人くらいでしたね。
APEXで人気が出始めてからは、50人、100人、1,000人、と増えていきました。
伊東)
あからさまな、採用向け!みたいにするとダメですね。固くなりすぎず普段通りな感じで良いと思いますが、ネットスラングにも実は差別的なものがあるので、そこは気をつけるべきですね。
羽生)
今日のこの三人(まさのりCH・ゆふな・masaru)は、ネガティブなことをコメントされてもポジティブに変換できるタイプなので、炎上リスクは低いなとは思っています。
〜e スポーツがもたらす社内への影響〜
司会)
実際にeスポーツが与える社内への影響をお聞きしてもよろしいでしょうか。
まさのりCH)
関係性が良くなっているのは感じますね。僕たち平社員が執行役員とか本部⻑と普通に会話ができる。何ならちょっとなれなれしく話ができていますし(笑)。 他の方も普段の配信活動を観に来て応援してくれているのは知っています。
伊東)
社内のeスポーツ関連ディスコードサーバーには 80名くらい参加しているんですが、全国で働いている人と出会える、繋がれるという効果があります。
高萩)
当社も似た様な形で、社内コミュニケーションは良くなっていると感じます。
伊東)
経営陣としては社内コミュニケーションの活性化は非常に喜ばしいですからね。eスポーツが起点となって、ゴルフとか他の分野にもコミュニティが派生していくのも面白いと思っています。
高萩)
各コミュニティを通じて役職を超えたコミュニケーションになればいいですね。
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【参考】
FFL 企業対抗戦レポート
https://fennel-esports.com/news/tournament/791/
アウトソーシングテクノロジー様 ホームページ
https://www.ostechnology.co.jp/
アウトソーシングテクノロジー様 座談会後レポート
https://www.ostech-online-magazine.com/blog/20220605_1/
ビーウィズ様 ホームページ
https://www.bewith.net/